2024年10~12月 JICAグローカルプログラムの受け入れをしました

国際協力機構(JICA)では、JICA 海外協力隊の合格者のうち、帰国後も日本の地域課題の解決に取り組む意思を有する希望者を対象に、派遣前に自治体等が実施する地域活性化等の取組みに OJT としての参加機会を提供する「グローカルプログラム(派遣前型)」を実施しています。

2024 年(令和5年) 10 月 7 日(月)~12 月 20 日(金)、芽室町ではじめて「グローカルプログラム」の受け入れが行われ、3名の隊員が充実したときを過ごしました。
芽室町では弊社「一般社団法人十勝プラス」がコーディネーターとなり、芽室町役場魅力創造課、芽室町教育委員会、めむろ町民活動支援センター、MEMURO UNITE PROJECT、ほか各種団体、個人の皆様の多大なるご協力を受けながら、プログラムを進めることができました。

本プログラムは、隊員が海外で一からコミュニティに入り、現地の方と関係を作り、やりたいことを推進していくための、言わば予行演習としての位置づけでもありました。前半は関係各所での研修、またまちづくりや地域産業に携わる様々な団体、個人を訪ねながら地域課題の調査、後半は自らゴール設定をし、さまざまな層を巻き込んだイベントや資料作成などといったアウトプットを披露し、短期間でありながらもとても密度の濃い内容で町に大きく貢献してくれました。

弊社では、隊員の強みややってみたいことを丁寧にヒアリングしながら、町内のさまざまな方との関係構築からゴール達成までを伴走させて頂きました。また、芽室町の温かい町民とともに、日々、隊員と共に暮らすように交流する中で、町全体の一体感やシビックプライドの醸成にも繋がったと感じています。隊員の皆さんが海外へ行ってからも、この2ヶ月半で関わった方や子どもたちに現地の生活や世界の状況を伝えていただけるよう、引き続き芽室町の窓口として交流を推進していきたいと考えております。皆さんの活躍を心から応援しています。

〇山下佳代子さん(高齢者介護、ブラジル)
「芽室町の良いところのアンケート調査、展示」「町特産のポップコーンの新レシピ開発」
〇廣瀬新伍さん(野球、アルゼンチン)
「野球の魅力を語る会」の実施、「子ども向け野球教室」の開催、町民活動支援センター登録サークルの紹介冊子作成
〇濱岡宙穂さん(環境教育、ペルー)
気候変動ワークショップ「クライメートフレスク」の開催、芽室町観光ガイド向け資料作成

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